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第十四章・6

「え~、では授業を始めます」  現役の魔闘士が、臨時講師なのだ。  生徒たちは胸を躍らせながら、ルドーニ先生を見ていた。  魔闘士候補生は体が資本ではあるが、一般教養を身に付ける事も重要である。  こういった考えから、数学や歴史は勿論のこと、保健体育の授業も行われていた。  なにせ思春期を迎える少年少女が、自分の身体について無知では困る。  病理だけではなく、性教育もしっかりカリキュラムに組み込まれていた。  男友達との雑談では、いくらでも性に関する話題をぽんぽん放り投げているルドーニだったが、さすがに子ども相手ではそういうわけにはいかない。  彼らの熱い視線に、応えねばならないのだ。

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