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第十四章・18

「本当に、大丈夫なんだな? 気分が悪くなったりしてないな?」 「ああ。平気だ」  頬に当てられたヴァフィラの手を取り、ルドーニは頷いた。  優しいな、と思った。  イタズラを仕掛けたのは俺なのに、かえって体をいたわってくれる。 「ホントに元気なんだから! その証拠を見せてやるぜ!」  手を握ったついでに、ルドーニはそのままヴァフィラを押し倒して腰を進めた。 「や、やめッ!」 「やめていいの~? 俺はその気になってるんだけど!」  思いきり胸を舐め上げ、わずかに盛り上がった乳首を唇で挟んで吸った。 「あ、あぁッ!」 「すぐに勃っちゃったな、乳首。身体は欲しい、って言ってるぜ?」  ちゅううぅ、と音を立てて吸うと、ヴァフィラの口からは苦しげな声が上がった。  だがその声も、消えてなくなる間際には、艶を帯びている。  

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