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第十四章・21
「何のおまじない?」
「顔を、うッ、うぅッ。見たい、だけ、だッ」
(そういえば)
体位を尋ねた時も、顔の見える正常位をおねだりしてきたんだっけ。
考え込むところを、ヴァフィラの甘い悲鳴が引き戻した。
「どうした? イッた?」
「や! ぃやッ! あ、あぁ、あ。ッあああ!」
見ると、ヴァフィラの体は引き攣り、ひくひくと震えている。
ルドーニとヴァフィラとの間に、温かいぬめりが吐き出されている。
「たくさん出たなぁ♪」
「……やく。早くぅッ!」
「よし、イくぜ」
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