間取りは200年後も変わっていないらしく、迷うことなく浴室へ入ってゆくアプロスを見送り、ルドーニはもう一杯ワインを注いだ。 「さて、これからどうするか、だな」 　このまま入れ替わりっぱなし、というわけにはいかない。 　早いとこヴァフィラを取り戻したい。 　それは未来の闇の魔闘士・アドリアノも同じことだろう。 　ちびちびワインを舐めながら、ルドーニは対策を練り始めた。