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第十七章・12
相変わらずの絹ごしに撫でまわし、擦り、揉み上げる。
「ぅん。ん、んんッ」
「悦い声だぜ、ヴァフィラ」
ご褒美だ、とルドーニは爪で彼の小さな乳首をかりかりと引っ掻いた。
これが布越しの刺激なので、いつもと違う快感が湧く。
「んあッ! あ、あぁッ!」
「こういうの、たまにはイイだろ?」
しまいには絹を掛けたまま指先でつままれ、転がされた。
ヴァフィラは、それだけでもう蜜を溢れさせてしまった。
「ダ、メだ。ルドーニ……、あぁッ!」
「いいよ。イッちまいな」
そんな恥ずかしい、とヴァフィラは眼を固く閉じた。
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