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第十七章・20
「あぁ、あ。ッあ、あぁぁ……」
消え入るような甘い啼き声に、ルドーニは思わずまだ繋がったままの腰を擦り付けていた。
「ヴァフィラ」
「……少し休ませてくれ」
解かった、とルドーニは頷き、体を離した。
拒否はされたが、こちらが何を欲していたかは通じたのだ。
それで充分満足。
それで充分嬉しい。
そんなご機嫌な心地で、ルドーニはヴァフィラの隣に横たわった。
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