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第十七章・22
目を覚ましたルドーニは、瞼は閉じたまま腕を伸ばして隣を探った。
もちろんそこには、愛しいヴァフィラが……。
「いない!?」
がば、と跳ね起きたルドーニ。
時計を見て慌てた。
「やばい、寝坊した!」
朝食は、自分が作る気でいたルドーニだ。
ヴァフィラがキッチンに立っている姿を思い浮かべて、頭をかいた。
のろのろと寝着のまま、キッチンへ歩いてゆくと果たしてそこにはヴァフィラの姿が。
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