私は期待していたのだろうか。 止めるように言っていても、結局のところ態度では示してないのだから、もしかしたらそうなのかもしれないと思えてくることろに罪悪感を感じた。 それでも私は自分に納得することは出来なかった。 「俺との二回目ですね、アル。今日は気持ち悦くしてあげます」 向かい合わせになると、セドリックは私の胸を舐めた。 「あぁっ」 「もう乳首が硬くなって。……ミカとの行為で快感を覚えた貴方が憎いです」 きっとわざと音を立てて吸っているんですよね、君はとても意地が悪い。 けれども反応してしまう私が一番悪い、下腹部に触れられてないのに灯火が灯る気配がしているのは気のせいではなくて。 「いやっ……、やめてくださぃっ」 身動いだのは、セドの手がズボンに触れ始めていたからだ。 こんな、こんな即席物な私をセドに見せたくはない。 「はじめてしたとき、とても痛かったと思いますけど、わざと痛くしたんです。……それは俺が忘れられないようにするため」 下着ごとズボンを下ろされて、私のペニスが勃起した状態で出てきたのに、とても羞恥と罪悪感で顔を覆った。 「みっ見ないでくださいっ」 「怖かったら見なくていいです。けど、見ないと何をされるか分からなくて快感が増しちゃいますね」 そう言われたら見ないわけにもいかなくて、私は覆う手を外した。 するとその瞬間と私のペニスをセドの口内に含むのが同時で、得も言われぬ快感を感じた私は呆気なく果てた。 「あああっ！！」 私の性液を一滴たりとも零さずに飲みのんだセドは、そのまま美味しいものを舐めるようにペニスを音を立てて舐めていた。