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第25話 気持ちいい

セドリックは右肩から腕脇にかけてのケロイド状の跡に優しく触れて聞いた。 「痛むことはないですか」 「……それに、触れないでください」 果てた余韻に負けそうになりながらも私はその手を払った。 それは神が私に与えた試練で私が神を愛した運命の証だったので、触れてほしくはなかった。 それを察したのかセドは包み込むように抱きしめてきた。 「貴方が神様を愛するように、俺は貴方を愛してます」 私の穴にペニスを添えると少しずつ侵入してきた。 「っ……あ」 「痛いですね。でも大丈夫、直ぐ痛みも快感に変わります」 挿入れられた部分が痛い。 息が荒くなる。 そしてその痛みは、言われたとおり快感にすり替わっていく。 「ん、んん……っ」 「奥まで俺のが挿入りましたよ。アルの中が少し痙攣してますね、気持ちいいです。……更に動きます」 セドは私の腰を両手で固定すると、ゆっくり上下にマウンティングし始めた。 「あああー。……ひっ、ひぁああ」 慣れたように感じるそのセドの行為に私は狂ったように啼き続けた。 今までに味わったことのない快感が私の身体を襲ってくる。 果ててもまたぶり返す快感に私はおかしくなってしまいそうだった。 「くっ……は、気持ちいいっ。……アルの中は最高にいいです」 セドの腰の動きが一定に激しい中、彼はそう私に告げてきた。 「やだ、っやだ……。もぉだめ」 私に襲ってくる快感に耐えられなくなったときに、セドは私に口付けをしてきた。 「……愛してます、アルフレッド」 私が愛しているのは神だけなのに、何故君は私を愛することが出来るんだい? やはり私は納得出来なかった。

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