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第25話 やっぱり、でかい
先にシャワーを浴びた俺は、コンドームとローションを取りやすい場所へと移動させた。
このホテルでは、ボトルは小さいが、ローションも無償提供されている。
するコトのなくなった俺は、なにも身に付けずにベッドに寝転がり、男が出てくるのを待っていた。
備え付けのバスローブ姿で戻ってきた男。
男がベッド脇まで寄ってきたところを、腕を引いて寝転がした。
俺に押し倒された形になった男の足の上に座り込む。
肌蹴たバスローブの隙間から、ペニスがちらりと覗いている。
起き上がってこないように、男の胸許を押さえながら、まだなんの反応も見せていないそれを、肌蹴た隙間から差し込んだ手で、さわさわと握る。
「なんかオレが、ヤられそう……じゃない?」
怖がるような、引き攣る笑みを浮かべる男。
「なに? そっちがいいのか?」
硬くはないが、ひくひくと蠢くペニスをいやらしい手つきで撫でながら、揶揄うようにアナルの方へと指先を伸ばす。
玉に触れた瞬間、びくりと身体を揺らした男は、焦ったように首をぶんぶんと横に振る。
身体を起こそうとする男を、胸許に当てている手で制止、言葉を紡ぐ。
「突っ込む趣味ねぇから。安心しろ……」
ウエストで雑に縛られているバスローブの紐を解き、前を肌蹴させた。
思った通り、がたいのいい身体。
割れてはいないものの無駄な肉のない腹。
半勃ちとなったペニスは、期待に引くつく。
やっぱり、でけぇな……。
改めて、大きさに感心しながら、顔を寄せた。
舌で舐め上げたり、窄めた唇で軽く扱けば、簡単に挿入できる程度の硬度へと育つ。
伸ばした舌で、ちろちろと先端を擽るように舐めながら、男の顔を見やる。
「エロい顔、向けないで…。挿れる前に、出そ……っ」
赤くなる顔を手の甲で隠しながら、男は天井に瞳を逃がす。
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