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大和-18
「新太…だめだ…我慢でき…ない」
もうイッちゃうのかな? そう思ったとき、大和さんは腰を引いて俺を立ち上がらせた。壁に向かって手をついて、尻を出した格好になる。
「優しくしてやるからな」
尻を大きな手で押し広げられた。ヌメッとした感触に、アヌスの周辺が包まれる。
「ひゃっ?!」
生暖かい息が吹きかかる。こんなところまで、大和さんに舐められるなんて…!
「い…いや…、恥ずかしい…! 大和…さん、そんなとこ…舐めないで…っ」
袋の辺りを撫で、大和さんはそんな所に顔をうずめたまま答える。
「新太が可愛いんだ。全身、可愛がってやりたい」
舌先が押しつけられた。この姿を客観的に見たらかなり恥ずかしいと思う。ここに鏡が無くてよかった。
舌が離れたと同時に、次は指だろうか。ヌルヌルしてるから、液体のボディーソープを出したんだろう。そっと押しつけられた指が、ゆっくり中に入ってくる。
「あっ…、いやっ…大和さ…ん」
ボディーソープを潤滑剤にして、大和さんの長い指が奥で止まった。そのまま中で、ぐいっと曲がる。
「んっ…、は…」
「愛してる…新太」
大和さんが背中から覆い被さるようにして、俺の耳にささやく。指の動きはゆっくりで、ささやく声も優しい。だんだん緊張が解けていく。
この後、大和さんがどうしたいのか。荒く熱い吐息が、それを語っていた。苦しいかもしれないけど、大和さんを受け入れたい。
「大和さん…入ってきて…」
いつの間にか、そうつぶやいていた。
「痛かったら、すぐにやめるからな」
俺の顎をつかんで振り向かせ、大和さんはキスをしてくれた。
「んぐっ」
唇がふさがって、声が出ない。指よりももっと太い――それどころか、俺のよりもずっと太いペニスが、狭い門を押し入ってくる。
「んっ…くっ…」
「新太…」
うなじにキスしながら、大和さんが後ろからペニスを握る。指先で先端をくるくると撫で回されたら、力が抜けてしまった。その隙に大和さんがグイッと侵入する。
「ああっ、大和さん…!」
「新太の中…凄く気持ちいいぞ」
俺の腰をしっかりと抱え、大和さんが腰を振り始めた。ゆっくりとしたストロークで、俺のことを気遣ってくれる。けど、熱い吐息としっかり抱きしめる力に、大和さんの中に野獣が潜んでいる気がして、その力でめちゃくちゃに突き上げられたい衝動にかられる。
「あ…大和さん…、もっと…来て…!」
「いいのか? 苦しくないか?」
俺はあえぎ声を上げながらうなずいた。大和さんに激しく愛されるなら、体が壊れてしまってもいい…!
大和さんの動きが、より強くなった。
「ああっ、あんっ、もっと!」
壁を支えているのがやっとだ。立っているのがつらい。膝が震える。苦しいけど、それだけじゃなくなってる。ヌルッとした感触に奥をつつかれたら、外部からの刺激では絶対に味わえない、今までになかった感覚に襲われる。
ズポッ、と体の内側が引っ張られるような感じがした。大和さんがペニスを抜いた。なんだか体の中が空っぽになった気がした…。
「新太、こっちを向け」
体を裏返された。腰を抱えて俺の太腿を持ち上げ、今度は正面から挿入された。また、体の中が埋めつくされる。
「うっ…、く…」
大和さんの首にしがみつき、肩口に顔をうずめた。
「新太…顔を見せてくれ」
「や…やだ…」
俺、どんな顔をしてるんだろう。恥ずかしくて顔を上げられない。
大和さんが俺の腰を抱え、激しく揺さぶり始めた。
「はっ…あ…!」
思わず背中をのけぞらせてしまった。うっすらと目を開けると、頬が紅潮してせつない目で俺を見る大和さんがいる。
「愛してる…新太」
「や…大和さん…俺も…愛してます」
いっそう、腰の動きが早くなった。もう何も考えられない。声が響く風呂場だけど、ここは離れの部屋。大胆な嬌声を上げられる。
「あっ…大和さ…、はあっ、もっと…、んんっ」
「イクぞ…新太…、くっ…!」
強く腰を打ちつけ、大和さんは俺の中で果てた。荒い息を何度か吐くと、まだ繋がったままで俺の背中をヒノキの壁に押しつけた。そうして体を押さえ、俺のペニスを擦る。
「や…あっ、大和さん…、出るぅっ」
ドクン、と心地よい感覚に、全身の力が抜けていく。全部出しきらないうちに、大和さんは俺の中からペニスを引き抜いて離れた。そして、白い跡が垂れる先端を、丁寧に舐めた。
「やだ…大和さん、そんなことしたら、汚いっ」
きれいに舐めた後、舌先で鈴口をいじられた。すっかり萎えていたのに、また勃ちそうになった…。
その後は、俺たちの熱気で熱くなった洗い場で、時間を忘れてしばらく抱き合っていた。
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