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第25話
「んうぅ。うッ、う。やぁ、あ」
「おい、力抜け」
ぬぷぬぷと粘っこい音をたて、指が出入りする。
気持ちいい。
こんなに恥ずかしいのに気持ちいいなんて、僕も変態だ、と泉は唇を噛んで恥辱に、興奮に耐えた。
心では拒んでいても、体は正直だ。
佐野の太い指を、一本、さらに一本と咥え込み、泉の後膣は充分に開いてゆく。
「そろそろかな」
体内から、佐野の指が去ってゆく。
「んうぅッ」
「まだ挿れてないのに、もう感じてんのか?」
笑いを含んだ佐野の声と共に、硬い先端がぐちりと挿入ってきた。
「っあ! はぁッ!」
背を反らせ、迫りくる快感の波に備える泉の腰から徐々に手を伸ばし、佐野は前傾しながらぐちぐちとハメていった。
「あッあッ。はあぁ!」
「いい子だ」
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