12 / 33
第12話
二人のやり取りに、天佑は思わずよろりと身を起こした。
まさか。
まさか、浩宇も魔闘士になるための修業を!?
「それはいけません、師父。浩宇に、こんな辛い思いなどさせられません!」
ほ、と師父は眼を丸くした。
「その体たらくでも、浩宇のこととなると元気になりおるな、天佑よ」
「天佑、僕は魔闘士にはならないよ」
浩宇も笑っている。
では一体、何の修業を。
その答えは、夜になってからはっきりした。
ともだちにシェアしよう!
fujossyは18歳以上の方を対象とした、無料のBL作品投稿サイトです。
12 / 33
ともだちにシェアしよう!