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第20話

 興奮したように話す天佑。  浩宇は、それを頼もしくも思い、同時に悲しくも思った。  魔闘士になる、という天佑。  詳しい事は解からないが、女神ラニマのために命を賭して戦う戦士だという。  天佑もいずれは、誰か知らない相手と命を懸けて戦う時が来るのだろうか。 「どうした? 浩宇」 「え? あ、ごめん」  いつの間にか、手が止まっていた。  今、僕ができる事は、天佑が立派な魔闘士になるためのお手伝いをしてあげる事。  この疲れきった体を、癒してあげること。

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