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第22話

「ねえ、天佑。何か、感じない……?」  どきり、とした。  浩宇の、熱っぽく潤んだ声に。  自分の、火照る身体に。  半身を起こし、浩宇を見る。  くらり、ときた。  この身体の昂りは、施術のせいだとばかり思っていたのに。 「浩宇、まさか」 「今夜、お薬飲まなかったんだ。僕」

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