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第15話

「恥ずかしい……、いっぱいイッちゃった……」  頬を染め、甘えた仕草の麻希。  一真は改めて、その表情をうかがった。 (生意気ばかり言ってたが、経験豊富というわけでもなさそうだな)  いや、それどころかあの締りの良さはほとんどバージンだ。  そんな麻希が、金銭と引き換えに俺と寝たいとねだる理由は?  一真はいろいろと思いを巡らせていたが、麻希はうっとりと幸せの中にいた。 (これからも、一真先生と一緒に……!)  考えるだけでも、ぞくぞくする。  僕の、僕だけの一真先生。  しかし、そんな想いとは裏腹に、麻希は勢いよくベッドから降りた。

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