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第68話※

「んっぁ…」 はぁっ、と熱い吐息を吐き始めた山岡に、日下部は面白くてたまらないという笑みを浮かべる。 けれどすでに余裕を失くし始めている山岡は、そんな日下部の意地悪な表情には気付かない。 「日下部せんせ…っ」 「ん?どうしたの?」 「っ…オレ…」 本当に身体が火照り出したのか。あまりに素直すぎる山岡に、日下部は内心でせいせいとほくそ笑む。 (ただのビタミン剤って知ったらどうなるんだろ…) あまりにあっさり暗示にかかった山岡に笑ってしまいながら、日下部は、それをバラすのは最後のお仕置きにしようと企みながら、そっと山岡の身体に触れた。 「っ!」 途端にビクッと反応を返す山岡が可笑しい。 「寝室行くか」 な?と優しく微笑めば、山岡はコクンと素直に頷いた。 日下部は、そんな素直な山岡の身体をそっと抱き起こし、ゆっくりと寝室に連れて行った。 「とりあえず脱いで」 ベッドに寝かせた山岡の服を、言いながらもすでに剥ぎ取っていく。 裸が露わにされていくのに恥ずかしそうに身を捩りながらも、山岡の抵抗はそこまでなかった。 「っ…ふ」 全ての衣服を剥ぎ取った日下部は、全裸になって小さく震える山岡を見下ろして、ニコリと意地悪な笑みを浮かべた。 「ふふ」 小さく笑って、そっと晒された山岡の胸の飾りに手を伸ばす。 触れるか触れないかというくらいに微妙に掠めた手に、山岡の身体は思いのほか派手にビクッと反応した。 「やっ…」 熱い吐息とともに、ゆるりと山岡の中心が頭をもたげたのがわかる。 どうやら本当に媚薬を飲んでいると思い込んでいるらしい。 (反応良すぎだろ) 胸は多少開発したとはいえ、この程度の刺激でそこまで快感を得られるまでには育ててないはず、と思う日下部は、山岡の反応が楽しすぎて仕方がない。 「こっちは?」 ススッと腹に手を滑らせた日下部は、そのまま緩く勃ちあがりかけている山岡の中心に手を這わせた。 「っ、んっ…」 ゾクリ、と身を震わせた山岡のものが、ズシンと質量を増す。 「あっ…んっ…」 軽く上下に扱いてやれば、それだけですでに角度を増し、先走りを溢れさせた。 「気持ちいいの?」 「っ…やぁ…」 イヤイヤと首を振る山岡の目には、欲望と快楽が映っている。 「泰佳」 コソッと耳元で名前を囁けば、途端にビクンッと身を震わせて、欲情に潤んだ目を向けてきた。 (たまらないね…。ふふ、それじゃぁたっぷり苛めてあげるよ) 身体を熱くしている山岡を見下ろして、日下部はそっと性器の後ろに手を伸ばした。 「っ?!」 「ふふ。今はお仕置き中なんだから、気持ちよくなってるだけじゃ駄目じゃない」 「っ…」 「さぁ、次のお仕置きだよ。俺の目の前で、これ、出して」 これ、と言いながら、ツンツンと蕾をつついた日下部。それにすら快感を得るのか、ゾクゾクと身を震わせた山岡が、ジッと日下部を見た。 「あ、罰だからね。手を使わずに出すんだよ?」 ふふ、と追加した日下部に、山岡の目が大きく見開かれた。 「え…?」 「ん?」 まさか、と動揺する山岡に、日下部はコテンと首を傾げる。 どうかした?と言わんばかりの日下部の仕草に、山岡の顔がカァッと真っ赤になって、ブンブンと首が左右に振られた。 「無理っ…。嫌ですっ…」 それはつまり、排泄と変わらない行為を指示されたということで。 絶対にできない!と後ずさる山岡だけれど、シーツに擦れる肌すら快感なのか、ピクンッと身体を震わせたことに、気付かない日下部ではなかった。 「拒否権はなし。お仕置き中に気持ち良くなってる泰佳なんだから、それくらいできるよ」 「っ、い、や…。そんなの…いや…です、無理…」 「無理かどうかはやってみなくちゃわからないでしょ。ほら、うつ伏せになって膝立てて」 よいしょっと、逃げる山岡の身体を捕まえ、ベッドにうつ伏せに返す。 四つん這いになった山岡の足を、グイと両側に広く開かせ、日下部は笑った。 「っ、やぁ…」 そうして触る日下部の手すら気持ちがいいのか。山岡の内股は快感に震えている。 「うぅっ…あんっ、やぁ…」 はぁっと熱い息を吐く山岡に笑いながら、日下部はツンツンと丸見えになっている山岡の蕾に触れた。 「あぁっ…」 「ほら、力んで」 「っ…やぁ…いやぁ…」 パタパタとシーツに散った山岡の涙が見えた。 けれどもイヤイヤと言いながら、山岡の中心はまったく萎えていない。 (素質あるんだよな~) どM、と思いながら笑う日下部は、それもまた愛おしくてたまらないという目をしている。 「ほら、イヤイヤばかりだと、どうなるんだっけ?」 ニヤリ、と笑いながら意地悪く言う日下部に、山岡の顔がハッと持ち上げられ、そのあとストンと俯いて、必死で葛藤を始めたようだった。 「そういう道具、見てみる?」 クスッと笑った日下部は、言うが早いか、スルッとベッドから下り、クローゼットに歩いて行く。 戦々恐々とその後ろ姿を見つめていた山岡は、日下部の手が、何か持ち手のついた木の平たい板のようなものを持って戻ってきたのを見て、ビクッと身を竦ませた。 「パドルっていうんだけど。ここを叩く道具」 ここ、といって、スッと山岡のお尻にその板を添わせた日下部。 山岡の目が大きく見開かれ、ブンブンと激しく首が振られた。 「いやっ、いやですっ、痛いのいやっ…」 なんでそんなものを持っているのかとか、なんで用意があるのかなんてもうどうでもよかった。 ただ、そんな凶器でぶたれたら、どれだけ痛いかなんて想像もしたくないほどの恐怖だ。 以前に平手で叩かれたのだって泣くほど痛かったことを思い出し、山岡は必死で首を振り続けた。 「嫌です…っ、痛いのは…っ」 「でも泰佳、ちょっと聞き分けないもんね」 1度くらい経験してみる?と笑う日下部が、山岡の肌に触れさせていたパドルとやらを、スッとそこから離した。 「嫌ぁっ!嫌ですっ、出しますっ。出す…っ、から…痛いことは、しな…いでくだ、さ…」 ふぇぇぇ、と泣き出しながら、山岡は日下部の望み通りの方向へ導かれてしまった。 「そう?わかった。じゃぁこれはしまってきてあげる」 ニコリ。どうせ初めから道具でなんて山岡を叩く気のなかった日下部は、あっさりと引き下がった。 ベッドから下りてクローゼットにその凶器をしまいにいく日下部を確認して、山岡は震える体に力を入れた。 「んっ…ん~っ…」 グッと腹に力を込め、中のローターを押し出そうと頑張っているのがわかる。 ヒクヒクと収縮する山岡の蕾を、クローゼットから戻ってきた日下部が楽しそうに観察した。 ここまでしていてもまだ中心が萎えていない山岡は、どんだけ思い込みが激しいのか。 (それとも、苛められて快感を感じるようになってきた?) 自分がそうなるよう躾けていることを棚に上げ、日下部はクスクスと笑っている。 「んっ…やぁ…見、ないで…くださ…」 後ろに視線を感じるのか、山岡が羞恥に身を捩る。 けれども日下部は、そんな山岡の懇願など聞き入れるつもりはない。 「うっ…ふっ…んん~っ…」 グーッと必死でお腹に力を入れているんだろう。目の前で握りしめている山岡の手は、力を入れすぎて白くなっている。 ブルブルと震える足が、山岡の頑張りと羞恥を表していた。 「んっ…あ、あぁ…」 ヒョコ、と日下部の視線の先に、ローターの先っぽが見えた。 「ん~っ…あ、あ、あ…あぁっ」 くぱ、と開き始めた山岡の蕾から、徐々にその全貌を現す。 ギュゥッと上半身を丸めながら、山岡は突き出したお尻の間から、ローターを排泄することに成功した。

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