40 / 72

4★

「ぁああッ」  太い肉棒が、腹の中に侵入してくる。  緋室は、妖しく笑いながら、体重を乗せてきた。 「あー……、すごくいいよ。粘液分泌もうまくいっているようだし」 「ぅあっ、ゥ、あ」 「気持ちいい?」  がくがくとうなずく。  口の端から唾液がつーっとこぼれて、だらしない自分に興奮する。 「あゆむくん。君はもうただの動物だよ。人間の尊厳とかはなくて、ただただ本能で性欲をむさぼるだけのね」 「ぁあッ、ぅ、あっ、あ」  激しく突かれて体がのけぞる。  その度に緋室は、愉快そうに笑った。 「口の、取ってあげよう」  外された瞬間、意図しない言葉が次々漏れた。 「ぁあンッ、あ、気持ちいいっ、きもちいいっ、ああッ、きもちい、気持ちいいッ」 「なんて原始的な……」 「あッ、ちんこ、ちんこぉおッ」 「触って欲しいの?」 「ちんこ、ぁあ」 「言語野も崩壊、と」  頭の中では回らないなりに言葉で考えているのに、口から出るのは直接的な単語ばかり。  欲しいものしか言えない感覚。 「あぁ、ちんこッ」 「仕方ないな。ほら」 「ぁあああッ……!」  いとも簡単に射精する。  緋室は、すうーっと息を吸いながら、感触を味わっているようだった。 「うーん、ちょっと実験したいな」  緋室は挿入したまま止まり、白衣のポケットから注射器を取り出した。 「乳首を肥大させてみようかと。ちょっと痛いけど気持ちいいから、暴れないでがまんして?」 「ひっ、こわい、やだ……、こわいっ」 「絶対動かないでね」  乳首の先端に注射針が刺さり、怪しげな液体が注入される。  両方済むと、じんじんしてきた。 「んぁ、あ、乳首、ちくびぃ」 「まだだよ」 「乳首、ぅあっ」  一刻も早くこねくり回したくて、手をばたつかせようとする。  しかし拘束されていてそれは叶わない。 「すごい、ぷっくりと充血してきた。どれどれ」  つん、と触られたら、絶叫した。 「ぁああああッ! きもちいいっ!」 「あはは、気持ちいい?」 「気持ちいいっ、乳首っ、きもちいい、ぁあんッ、ちくび」  緋室は、乳首を口に含んで、じゅるじゅると吸う。 「んぁあッ! 乳首、ちんこ! ぁあッ、ちんこ、ちくびっ、気持ちいい!」 「はあ、動物だね。すごい」 「チンポ、ぁあッ、オチンポぉ」  ぼろぼろと涙がこぼれる。 「外したらどうなるんだろ」  緋室は、機材のボタンを押す。  手首の拘束がとれた、その瞬間。 「んぉあああッ!」  乳首とちんこを掴み、狂ったようにしごく。  乳首はちぎれん勢いでこりこりと擦りつまみ上げ、ちんこは壊れるくらい乱暴にしごく。 「んぉ、おッ、ぉおおッ」  みっともなく獣のように声を上げ、両手で乳首を引っ張りながら、ガチガチのちんこを緋室の足にこすりつける。 「ちんこぉ、ちんこッ、お尻」 「あらあら、欲張りなことで。まあ、動物だから仕方ないか」  緋室はアームを引き寄せ、先端に器具をつけたあと、ちんこに装着した。 「機構式精密オナホールだよ。無限にイッてね」  尻の中に緋室のちんこが入ってきて、奥まで挿し込んだところで、アームのボタンを押した。  そして緋室も、腰を振る。 「ぉああっ! ん、んぉッ、ぎもぢいぃッ!」 「あーすごい。腸壁の収縮が」 「ぉ、おっ、死ぬッ、ぎもぢぃッ」 「収縮率の数値はあとで測定することにして……とりあえずは感触で。ん、すごい」  ちんこは高速でしごかれていて、ずっと絶頂が続いている感じ。 「んぉおおッ! ぎもぢぃ、ぁ、あッ! オチンポぉおおっ! ぎもぢぃぃッ! ぉッ、ぉあッ、ちんこッ」  脳が壊れる、死ぬ、と思ったところで、機械の動きが止まった。  ゆさ、ゆさ、と緋室が俺の体を数度ゆすり、小さくうめきながら中に射精した。

ともだちにシェアしよう!