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3★
そんな調子で、1ヶ月が過ぎた。
プラシーボ効果なのか、インチキ理論の勉強法でぐんぐん成績を伸ばす誠を見て、母親は完全に俺を信用している。
「きょうは定期テスト対策でじっくりやりますので、すみませんが2階に上がらないようにしていただけますか? 少しの物音でも集中が途切れてしまいますので」
母親を完全に遠ざけ、多少喘いでも問題ないようにする。
部屋に入ると、少し緊張気味の誠がいすに座っていた。
「こんばんは。きょうは予告通り、テストね」
「はい、お願いします」
「ただ、普通に解いても本番のためにならないから、あえて不利な状況を作って特訓しようかと思うんだけど」
内容を伝えると、誠はかなり驚いていたが、すぐに了承した。
「じゃあ、ズボン脱いでくれる?」
「はい……」
恥ずかしそうにズボンと下着を脱ぎ、下半身裸の状態で、浅くいすに腰掛けた。
俺は机の下にもぐる。
興奮で頭がおかしくなりそう。
「じゃあ、いまから20分ね。よーいドン」
既にやや固いペニスを口に含む。
「ん……ッ」
ピクッと体を震わせたあと、呼吸を荒げながら、必死に問題を解く。
誠の手が止まる度、じゅるっと吸ったり刺激を与えた。
「ぁ、……あ」
「ほら、テスト本番だと思って集中して?」
優しく声をかけ、またくわえる。
股を開き、無意識に軽く腰を揺らしながら、呼吸を抑えてペンを走らせる。
「は、はぁ……はぅ、ん……っ、ぁ」
「気持ちいいの我慢してえらいよ」
「ん……ッ、んっ……」
「本当は気持ちいいね」
ときおり、声にならない声で悶絶する。
こんなことを本気で信じて、男の家庭教師にしゃぶられるなんて。
もっと調教したい、壊してしまいたいという欲が出てくる。
「あ、ぁっ、せんせ……ゃ、出ちゃいます」
「我慢して、問題に集中してね」
「はぁ、んっ……んぅ、」
表情はうかがえないが、軽く半泣きかも知れない。
舐め方を少し手加減してやり、絶頂を迎えないよう細心の注意を払いながら、フェラチオを続ける。
約20分。地獄だろう。
「あ、ぁっ……ぁあッ」
「はい、終わり」
シャーペンを放り出したのを確認したところで、容赦なく攻めた。
「あん、んッ、せんせ、……ゃ、やぁっ」
「いいよ、出して。よく我慢したね」
「んぁっ……はぁ、あッ、あ、ぁあっ」
じゅぷじゅぷと派手に音を立てながら吸ったら、いすの縁を掴んで体全体をビクッビクッと跳ねさせた。
我慢する声が、最高にそそる。
徐々に呼吸が荒くなる誠は、ぶんぶんと首を横に振りながら、顔を真っ赤にした。
「あ、ぁ……出ちゃ、ぁあッ、んん……ッ!……!ン……!…………っ!……ッ」
のけぞるようにして、大量に吐精。
全部飲み込み、机の下から這い出て、ぐったりする誠を横抱きにした。
「ぁ、せんせ……」
「よく頑張りました」
優しく微笑みながら、そっとベッドに寝かせる。
脱いだものを手渡し、そっと頭をなでた。
「採点するから、少しここで休んでて?」
「はい、すみません」
申し訳なさそうにしている。
おそらく、口の中に出したことを気に病んでいるのだろう。
その表情を見ると、なかなか興奮がおさまらない。
採点しながら落ち着けようかと思ったが、無理そうだ。
「ごめん、ちょっとお手洗い借りるね」
トイレに入り、記憶を何度も反芻 しながら、自分のものをしごく。
すぐにドクドクと射精して、その量に、思わず自分で笑ってしまった。
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