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「ぁ、……はぁっ」 「力抜いて」  スマホの音量を最大にして、英語のリスニング教材の音声を流す。 「……っ、」 「苦しい? 平気?」 「はぁ、せんせ……、ぁ、あ」 「これで全部。ちゃんと入ったよ」  狭い、きつい。  腕の下では、白い肌を真っ赤に染めた誠が、潤んだ目でこちらを見ている。 「中入ってるの。分かる?」 「ん、わかります」 「動くよ」  腰を引いたり押し付けたりの動きの繰り返しで、誠が徐々に乱れてゆく。   「は、ぁ……っ」 「どこ気持ちいい? 教えて?」 「ぁん、あっ、んッ、それ気持ちいいです」 「奥好きなんだ」  淡々とした女性外国人の音声が流れる部屋で、声を殺してセックス。  無垢な生徒が、知らない快楽を求めて、本能だけですがってくる。  待ちわびていた光景に、身震いする。 「先生いない時でも、ひとりでちんこ擦りながら勉強してる?」 「はい、してます……」 「僕そんなこと教えてないよね? 自分で考えたのかな?」 「ん、したら覚えられたから……っ」 「えらいね、自分で勉強する方法を見つけて。1日に何回もしごいて射精してるんだ」  明らかに、体をビクつかせた。  言葉攻めが効くらしい。 「どうする? 学校の授業中もちんこ擦りたくなったら。するの?」 「し、しないです」 「テストの時は? 先生にフェラされたの思い出した?」 「……どこ舐められたときに見たやつとか覚えてるので、いっぱい思い出しました」 「いやらしいね。そんなの誰にも言えないね。思い出したら勃っちゃうかもよ?」  再び腰を振る。  パンパンと肌がぶつかる音がして、その度に誠は、声にならない嬌声を上げた。 「……はぁっ、ぁあッ、せんせっ」 「ほら、あんまり声出すと、お母さん来ちゃうかもよ」 「んんッ、ン、んぅっ」  手の甲を口に押しつけ、声を我慢する。  いじめたくなって、なお一層激しく突いた。  そして、前立腺。 「……ッひぁ」 「これ、気持ちいいんでしょ。すごい中締まってる」 「ゃ、やぁ……ッ、声でちゃ……」 「誠くん、先生も気持ちいい」 「はぁ、ぁ……ッ、先生、他の人としないでっ」 「どうして?」 「ん、んっ、先生、すき……すきっ、」  ガンガンと前立腺を突きながら、キスをする。 「んぅ、ん、……ぅ、んん」 「誠くんは僕のことが好きなの?」 「すきぃ……」  くちびるを離して見たら、ぼろぼろと泣いていた。  ついに、堕ちた。 「先生の言うことちゃんと聞くなら、こうやってエッチなこといっぱいしてあげるよ」 「きく、聞きます」 「可愛いね、誠くん。いいのかな、こんな可愛い子と付き合って」 「んぁ……っ、ぁッ、先生っ、好き」 「じゃあ、付き合おっか」  ぼろぼろと泣きながら射精する少年の中を、汚した。

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