どれくらい、こうしているんだろう。 　今、等の指は何本入っているんだろう。 　仰向けに転がり、シーツを掴みしめて、蛍は打ち寄せる快感に身を任せていた。 　後膣からその太くて長い指を入れ、体内を苛めている等。 　そうしながら、片方の手では蛍の性器をゆるゆると扱いている。 「あ、もう……、もう……ッ！」 　腰を震わせ、蛍はとろとろと露を流した。 「いっぱい出るね。そのうち、本気汁出させてあげるからね」 「……！　下品だよッ！」 　等は笑いながら、蛍のこぼした先漏れの体液をティッシュで拭った。 「じゃあ、イイところ触ってあげる」 「いいところ、って」 「前・立・腺♡」 　言葉が終わらない内に、奥深くまで入り込んだ等の指が敏感な部分に触れて来た。 「ひあぁ！　やッ、やッ、あぁあ！」 「BLでは、お馴染みの描写だよね。どう？　実際に触れられた気分は」 「んあぁん！　だめ！　そこ、そこは、ダメえぇ！」 　暴れようとするが、性器を掴まれているので自由に動けない。 （あ、ヤバい。ホントに、ホントにヤバいぃ！） 「んあぁ！」 　びゅるッ、と蛍は勢いよく精を吐いてしまった。