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第二章・6

 これ以上サービスしてやる義理もなかったので突っ込まれたまま黙っていると、頬に当てられたナイフが閃いた。  髪が一房、ぱらりと落ちる。 「ちゃんとしゃぶれよ。今度は髪だけじゃ済まねえぞ」  仕方ないな、と藍は唇を、舌を動かし始めた。  先端を唇でしごきながら舌でくすぐるように舐めまわしてやると、男は明るい声をあげた。 「何だよ、巧いじゃねえか。たまらねえよ」  藍のたてる唾液の音と男の荒い息遣いに、その場の興奮は高まっていった。  口に突き入れた男が動き始めた時、腰に手が当てられる気配を感じた。  来る、と思うと同時に、後膣に激痛が走った。

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