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9 辱め

「……?!……グッ……んっ!……んんんっ!」  おもむろに安田に股間を殴打され、驚きと痛さに剛毅は体を縮こまらせた。 「ふふ……ビンビン。これはいらないよね、邪魔……」  そう言って安田は鋏を取り出し、剛毅の股間にヒタヒタとあてがった。剛毅はその感触にゾッとし首を振るが、安田は剛毅の下着の中心部を摘み上げると躊躇いなくそこに刃を食い込ませ、摘んだ布を一気に切り落とす。そしてまたわざと鋏の先端部で軽く皮膚を突きながら、残りの布も乱暴に切り刻んだ。 「大丈夫? 震えてる。そうだよね、前は暴れたから少しだけ皮膚を切っちゃったんだっけ?……怖いよね。ジッとしてれば痛くないよ」  にやにやと剛毅の反応を楽しみながら鋏を入れる。切り刻まれた布の残骸を一枚一枚指先で摘んではゴミ箱へ捨てていき、最後にすっかり萎えてしまった剛毅のペニスを鋏の背でヒタヒタと撫でた。 「今日はここも綺麗にしちゃおう……ツルツルになったら目隠しも全部外してあげるからね。動いちゃダメだよ」  安田は片手で剛毅のペニスを押さえ、シャキシャキと軽快な音を立てながら陰毛をカットしていく。鼻唄まじりに楽しげにカットを終えるとシェービングクリームと剃刀を取り出し、慣れた手つきで綺麗に残りの毛を剃り落とした。仕上げにタオルで拭き取ると「お利口さんでした」と呟き、剛毅の目隠しとボールギャグを外した。 「ふざけんなよ……!」  体の縄は解かれたものの、両腕はまだ後手に縛られたままの剛毅は安田を睨みつけ、低く怒鳴る。 「ふふ……そんな怒った顔したってさ、剃られてる間にまたココ元気になってきてるじゃん。ほら……すぐにビンビンになっちゃうよ? ほらほら、ふふ……正直」  少しだけ芯を持ち固くなる剛毅のそれを掴み緩々と扱いていく。意に反してまた滾っていく自分自身を恨めしく思いながら、剛毅は唇を噛み締め屈辱に耐えた。 「や……イく……んっ……んっ……あぁ……だめ……イく……」 「このままイッたら顔にかかっちゃうねぇ……」  腰を持ち上げられ不自然に体を折り曲げさせられた剛毅は、その体勢のままずっと単調なペースで安田に扱きあげられ、すっかり勃起したその先端からはカウパーが溢れて出ている。目の前でクチクチと音を立て熱が篭っていくそこを、剛毅はなすすべなく見つめる。  剛毅が果てそうになると安田は意地悪く手を止める。それを何度も繰り返され、とうとう浮いた腰が痙攣を始めた。今にもイッてしまいそうだけど、イかせて欲しいけれど……剛毅にはこの後されることがわかっていた。 「や……やだ……イく、だめ……あぁ……あ……ん……くそっ……」  いくら顔を背けても、頬や口元、肩や胸にまで自分の吐精したものが飛び散るのを感じる。 「くそっ……もう離せ!」 「おっ、勢いよく出たねぇ。まだだめだよ。ほら……今日も潮は吹くかな?」  今にも泣きそうな顔をした剛毅が安田を見ている。「もうイッたから……」そう呟くのを無視し、安田は満足そうに剛毅を見つめ、イッたばかりのペニスの先端に口をつけた。 「やだ……待って!……ひぁっ!」  残りの精子を吸い上げるようにして執拗に亀頭を舐め回し、口を離すとすかさず掌全体を使って擦り刺激する。イッたばかりの敏感なそこを執拗に扱かれ弄り回されれば、快感を通り越して苦痛も襲った。 「や! やだ! ううっ……!うぁっ……あっ……あぁ! あっ……あぁぁ! あぁ……うっ……ぅ…… やめて……おかしい……やっ……」  ビクビクと体を痙攣させる剛毅は、なかなか終わらない刺激に悲鳴にも似た喘ぎ声を上げ安田に懇願する。暴れそうになる剛毅の足を安田は跨るように押さえつけ、執拗に亀頭を捏ねくり回した。 「亀頭ヤバイでしょ……ふふ……お! 凄い凄い!……出た出た……まだ出るかな?……ビショビショだよ……いやらしいねぇ……」  ビクビクと腰を痙攣させ、べそべそと泣き始めた剛毅を今度は無理矢理四つん這いにさせると、今度は思いっきり尻を平手打ちで叩いた。 「んっ!」  後手に拘束されている剛毅は自分を支えることができずに枕に突っ伏し腰も落とす。 「めそめそ泣いてねぇでさっさと尻上げろ」  急に声色が変わり乱暴になった安田に、剛毅はビクッと体を震わす。おずおずと腰を上げ、尻を突き出すようにして、剛毅は黙って唇を噛んだ。

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