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第159話
春side
翌日
「真羽たちくるって」
現在九時過ぎ。
LINEが来たあとドアをノックされ、二人が入ってくる。
「お邪魔しまぁーす!」
真羽の姿が見え、その場で立ち止まり手を挙げ言った。
「おはよ。体調どんなかんじ?」
真羽の後にいた俊は、大きめのボックスを抱えそう聞いてくる。
「おはよ。郁なら元気にしてるよ。寝不足気味だけど。」
「…おはよう。」
郁は俺のあぐらの上に座ったまま動こうとしない。
「寝れなかったの?」
「あ、えっと、うん。」
近づいてきた真羽に少し体を固くしつつ、そう答える郁。
「こーら。近い。怖がらせてどうする?」
俊が真羽の来ている赤色パーカーのフードを引っ張った。
「はーい、、ごめんね」
「ううん」
「春、勝手に冷蔵庫開けるよ」
「あ、うん。ごめんな」
俊は買ってきたオレンジジュースと炭酸を小さな冷蔵庫に入れていく。
「そんなのいいって。」
「まじありがと。」
机にそれぞれジュースを入れ、お菓子を並べる。
「よし、やるか」
その一声を合図に全員でやり始めたスマホのオンラインゲームを開く。
「四人でゲームとかわくわくする!!」
「ドギドキするなぁ」
「狩ろ。」
四人でギルドを立ち上げ、俊がそのギルドのリーダーで、サブが俺。
「どこのボス戦いく?」
「第3ボスとかはどうだ?」
「強そう…」
「うん…」
「じゃあ、手始めにザコキャラを倒してお金稼いで経験値あげて、装備固める?」
「ん、そうするか。」
時間を考えることなくゲームを開始した。
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