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第3話

「郁ー?入れれたら行くよー?」 外から真羽が声をかけた。 「少し待ってー。これ入れづらい…嫌になってくる…」 「じゃあ、入れてあげよっか?」 「えぇ!?い、いやいいよ!!自分でやる!」 慌てて答えるとクスクスと真羽は笑って、静かになった。 「……ねぇ?聞いていい? 」 突然真剣な声で真羽が喋ったから無意識に郁も体に力が入った。 「うん、何?」 「…春とヤった?」 「……えっ…はい!?」 一瞬何を言われたのかわからなかった。 「だから!エッチした?ってこと」 「あ、うん///」 「タンポン入れる瞬間、エッチで入れられる時のこと思い出さない?」 真羽の爆弾発言に体の体温が上がって暑い。 「な、何、こんなところで大胆な事言ってんの!?」 「えー?だってー、なんとなく?」 郁「はぁ……」 ため息を吐いて、トイレから出た。 「真羽がよけいなこというからなかなかはいらなかった!」 「えー。僕のせい?でもさ!そう思わない?」 「まぁ、入れるとむず痒くなるかな?」 「だよねー!(*^^)ねぇねぇ!最後にひとつ聞いていい?」 「そういうの以外ならね!」 耳元に真羽が口を近づけ、コソッと話しかけてきた。 「中出しされた?」 一瞬にして顔が赤くなったのがわかった。 「もぉー!!!」 「ちなみに僕はされたことあるよ」 「そういうの以外ならって言ったじゃん!!」 「生理なると血が出る瞬間とか中に出されて出てくるのに似てるし…(´>∀<`)ゝ」 「もう!早く行こ!!」 「あ、うん!!」 更衣室に着くとほとんど着替え終わった春と俊がいた。はじめに気づいた春が声をかけた。 「・・・・・お、来たきた。」 「ごめんね、待たせちゃって。」 「待たせてごめん!」 郁に続けて真羽も謝った。 「全然。仕方ないことだろ?」 すると俊がそう言ってくれてホッとした。 「・・顔赤くないか?」 郁に向けて春がそう言った。すると真羽はクスクスと笑い始め、俊も「確かに」とボソッと言った。 「へ?」 郁の反応に真羽が声を出して笑い始めた。 「真羽のせいじゃん!!」 そしてさらに顔を赤くした郁が真羽を睨んだ。 「何かあったのか?」 春が聞くと真羽と郁は顔を見合わせた。 「「なにもなーい」」 声を合わせていった。 今度は春と俊が顔を見合わせ、首を傾けることになった。 *ちなみにアナル型生理男子です。

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