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第11話

郁side 目が覚めたらとにかく寒かった。 冷たい・・・・・ 遠くで、にぎやかな音がする。 ベッドの上に寝かせられ 感覚的に手足を拘束されているのが分かった どこっ・・・・・。 春!!助けて・・・・・! 無理に声を出せば 目覚めたとバレて、何をされるかわからない。 怖くてカタカタと体が震える・・・・・ 寒く冷たい感覚は、服を着ていないのと生理になっているせいで血が出てきているせいだと気づく。 怖いっ・・・・・。 お願い。 助けて・・・・・。 「おっ、奏芽ー!起きてるぞー!」 静かに近づいてきたのか全然人の気配に気がつかなかった 「んー。」 という返事のあと部屋に顔をのぞかせたのは奏芽と中学のときから奏芽に絡んでいた2人、達と爽。そして見たこともない1人だった。 「機嫌はどうだ?」 「・・・取って・・ください・・・お願い・・・します・・」 「震えちゃってかわいーな?」ニヤ 「・・・・・ひっ・・・」 「つきー」 「はい!」 「コイツの面倒よろしくな?」 奏芽が「つき」と呼んだその男は、この中で一番弱々しい感じがした。 「はい!」 「んじゃ、さっそくどうすっかなー。爽、達はどうしたい?」 「犯しちまえよ。」 「爽、そこはさ、いじめてやろーぜ?」 「それいいかもな。狂わせてやるか?」 「じゃあ、媚薬で狂わせてやる」 「「それ乗った(笑)」」 「……ぃっ…や…!」 恐怖で声すら出なかった。 助けて……! 無理やり達が郁の口を開けさせて、爽が液体を流し込む。 「…ごふっ……けほっ……」 「おら、こぼすな!」 また、同じことをされて今度は口を閉じさせられる。 出したくても出せない 息ができない… 苦しい 飲み込む以外の方法はなかった。 ごくんっ。 「よし、のんだ。 」 「放置!!これは見ものだな」 「つき、小さいバイブでも突っ込んどけ。爽、達、行くぞー。」 「はい!」 そう支持して三人は出て行った。 「ごめんなさい。逆らえないんです」ボソッ 「えっ」 「僕は暁といいます。彼らは、“つき”と呼んでます。事情があって、彼らの下についてます。ごめんなさい。」 「・・・・・」 「後ろ、触りますね」 「・・・・・っ!」 その後も“ごめんなさいごめんなさい”と連呼した。 バイブを入れ終わると暁を呼ぶ声がした。 「呼ばれたので行きます。バイブは動かしません。ごめんなさい。また来ます。」 そう言って部屋を出ていった。 暁は泣きそうな顔でごめんなさいと言った。 暁は、どうしてこんなところにいるのか気になって仕方ない郁だった・・・・・

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