春side リビングに入れば、陽太さんと了さんが「おはよう」と声をかけてくれた。 了さんは先ほど見た時と違い、着替え終わって目が覚めている様子だった。 「朝ご飯用意するから座ってて」 「手伝いますよ？」 「いいよ、座ってて」 「はい。」 「郁、ゆっくり寝れたか？」 「うん！春の効果ってすごい！」 「そうか。よかったな」 「うん！」 そして陽太さんが用意してくれた食パンにジャムを塗ったものを食べ始めた。