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2.7

「スッキリした?」 応えずに、はあはあ 肩で息をしながら ただ九条さんにしがみついてた。 そんな俺に 肩からシャワーをかけて 泡も、俺が吐き出した物も全部 キレイに流してくれる。 「よし、ベッド行こう」 そう笑いかけられただけで クタっとした中心がまた熱くなるのを感じた。 タオル1枚を腰に巻きつけてベッドに座った。 九条さんは肩にタオルをかけて、出てきて 冷蔵庫を開けると、中から水のペットボトルを 出してゴクゴク音をたてて飲んだ。 引き締まった体をこっそり眺める。 ー 着やせするんだな。 こんなに筋肉質だったんだ。 普段たまに見かける姿は、背は高くて 線の細いイメージだった。 「飲む?」 じっと見ているのに気づいた九条さんが 自分の飲んでいたペットボトルを見せる。 思わず頷くと、ほい 、と投げられた。 俺はそれを緊張しながら一口飲んだ。 「ちょっとは落ち着いた?」 ニヤリと笑いながら俺の隣にごろんと 横になる。 裸体で横になる姿を見る事ができず ペットボトルを見つめながら無言で頷いた。 俺の緊張を面白がって、九条さんが笑いながら おれの腿に手を伸ばす。 「いつまで座ってんの?」 ゆっくり手を上下に滑らせて、俺が反応する 様子を楽しんでいる。 「あ、あの…」 「ん?」 「避妊…してくれま…す?」 九条さんの手が止まった。 それからプッと吹き出して起き上がる。 「当たり前じゃん。未成年の発情期のΩ犯して 孕ませるってどんなクズだよ」 その言葉を聞いて少し肩の力が抜けた。 「おまえ、ヒート気づいたの俺で良かったな 俺 意外とまじめなのよ」 ー いや、未成年をこんなとこに連れ込んどいて よく言えたねそのセリフ… まあノコノコついてきた俺も 文句なんて言えないけど。 「じゃぁ…そろそろする?」 急に声が低くなって、顔がグッと近づいた。 「で、電気…消しません?」 「……女子か」 笑いながらもベッドの横のツマミを回して 適度に照明を落としてくれる。 俺が天井を仰いだ瞬間ぐっと腕を引かれて ベッドに倒された。

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