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15. 6
「全身ピンクで綺麗だよ」
「恥ずかしくて死にそう」
腕で顔を隠して言うと、蓮が笑ってその手を広げた。
「キスして和真」
そう言われて、俺は嬉しさで震えそうだった。
やっと我慢の時間が終わった。
躊躇うことなく蓮の首に腕を回して
口づける。
蓮の手が背中をまさぐって、なで回して
俺の尻をギュッっと掴む。
口の隙間に舌を差し込むと、すぐに蓮の舌が
迎えにきて、舌が絡まる感覚に頭のネジが飛んだ。
もう何も考えられない
蓮の手の平から何か出てるのかな。
触られるだけで溶けそうだ。
両手で胸の先をギュッと摘まんでグリグリ
弄られて、我慢できずに声を上げる。
力が抜けてベッドに倒れると蓮がそれを追うように
被さって俺の胸に舌を這わせた。
舌で胸の尖端をグリグリ舐められ
自分の湿った中心を握られたら、痛いほど感じて
一気に射精感が上ってくる。
「うそっ…っ!」
俺は慌てて、蓮の腕を掴んだ。
その時にはすでに蓮の手の中に熱を飛ばしてた。
「はは、スッゲー早い」
恥ずかしいやら、気持ちいいやら…
顔を蓮の胸に擦り付けて隠れる。
「蓮が、蓮が…ウォッカなんて飲ますから…」
蓮は俺の言い訳をクスクス笑って聞いて、
仕切り直すように、俺の後ろを優しくなぞる。
「ぅぅ…ん…」
腰が勝手に、もっと奥へとねだって動いてしまう。
「はぁ…ん…どうしよう…なんか変っ」
「トロトロだ…」
侵入してきた指が動くだけで
じんじん痺れて震える
出したばかりなのに、もう前も形を取り戻して
先走りがダラダラ漏れた。
蓮の指は俺の悦い所を避けるように動いてるのに
それでも気持ちよくて、エロい声も止まらない。
なんだろこれ
どこもかしこも気持ちいい。
「顔エッロ…そんなに悦いの?」
俺は声も出せずにうなずいて
蓮の首を捕まえると唇を重ねて舌をねじこんだ。
二人の口から飲みきれない唾液が溢れる。
「どうしたいの?言ってみて」
蓮が耳を口に含んで
意地悪くささやいた。
腰を揺らしながらも、ほんの少しの羞恥心が
俺を躊躇わせる。
でも待てない。もう待てない。
はやく欲しい。
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