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18. 3

蓮が一気に上気した目で俺を見た。 「今日はやけに誘うね…」 「…だって…ここでするの最後になるでしょ」 「まだ7時だけど」 「あっという間だよ。あっという間に朝が来て そしたら、もう何ヵ月も会わないんだよ。きっと」 ソファーに座る蓮のベルトに手をかけた。 蓮はソファーに背を預けて、俺がどうするのか 試すみたいに、じっと様子を見ている。 俺は残る理性と戦う為に、グラスに残ったビールを 勢いよく飲んでから、意を決して蓮のベルトを抜き ジッパーを下げた。 本当は自分から手をだすなんて 恥ずかしいし、何をどうしたらいいかも 正直よく分からない。 分からないまま、できる事だけをしようと 理性を振り払う。 発情期だったらアルコールに頼らなくても 簡単に羞恥心を飛ばせるのに…。 隙間から手を入れ、そっと握って上下する。 少しずつ固くなっていくのを感じながら 蓮の顔を見ると、目が合った。 うっすら笑いながら、ぎこちない俺の動きを 愉しんでいる。 下着を強引にずらして、跳ねて出てきたソレを 支える程度に手をそえて、先端にキスをする。 「…いいじゃん、誘うのも上手になったな」 静かな声で誉められて、蓮が俺の頭をクシャッと 撫でた。 嬉しくなった俺は、そのまま先の首まで咥えて 唇でハムハムと刺激した。 先走りの蜜が出たら、それを丁寧に舐め 舌で擦るように、それを全体に広げながら 根本まで咥える。 「…ぅっ」 蓮が小さく声を上げて、激しく上下させる俺の 頭をめちゃくちゃに撫で回す。 口の中の蓮の質量が増えて、びくびく跳ねた。 ー あ、出る 最近は蓮に言われなくても、その直前は分かる。 咄嗟に呼吸を整えて、飲み込む準備をした。 でも、蓮は強引に俺の頭を持ち上げて 引き離すと、そのまま俺を押し倒してきた。 突然の事に対応できなかった俺の手が、机の上の グラスに当たって、派手な音とともに倒れ 3分の1ほど残っていたビールが溢れて ポタポタ床に落ちた。

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