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18. 7

「絡みついてくる」 そう言って蓮がゆっくり、大きな動きで出入りを 繰り返す。 「…れん、…れん」 どんどん深く、早く。 閉じた瞼を開いて、薄く開けた目で蓮を見る。 同じように俺を見つめる蓮と目があった。 俺もよく見ておこう。イク時の蓮の顔。 蓮が腰を動かして、角度をかえると 俺のスポットにピッタリあたり 抉るような激しい抽挿に つい大きな声が漏れてしまう。 「ああっ…あ…あっあ!」 「ほらっ 目…開けてっ ……見て」 言われるまま目を開けて 激しく腰を打ち付け、絶頂へと上る蓮を見つめた。 見つめあったまま、一緒に上って 熱く溶けていく感覚と そのまま流されようか 耐えようかという間 この時間が好きだ。 「っ出して…いい?」 息も絶え絶えに聞くと 蓮が微笑んで小さく頷く。 「……いいよ」 きゅーっと下半身が勝手に絞まっていく。 出す直前 蓮が一瞬苦し気に眉をよせて その顔を見たらますます昂って 一気に熱を放った。

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