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コーギーと豆柴

押し倒したけど、次はどうしたらいいかわからず、カイリの顔を眺める。 切り揃えられてピチッと分けてある黒い前髪 整えられた眉に垂れた二重 高い鼻薄くて淡い赤の唇 が浅黒くて細長い顔に収まっている……エキゾチックな感じが漂う綺麗な顔を右手で無意識に撫でていた僕。 「カイリってコーギーの子犬みたいだよね」 なんて口走るほど、僕はカイリに魅せられてしまったみたい。 すると、カイリは僕の唇に噛みつき、無理やり僕の舌を引っ張り出して、絡みつけてきた。 僕も負けずに絡みつき、息をするのも忘れて深いキスを交わす。  「バーカ、俺もう28だぞ」 カイリが言い放った時には愛の糸がツーッと繋がっていた。 「でも、豆柴とコーギーって似てるからな……間違いではないか」 真面目に考えているカイリに、理系かもしれないなとなんとなく思った。 「じゃあ犬同士の挨拶ってことで……シックスナインしちゃおうか」 あっと言う間に転がされ、上になったカイリはずるずると下がっていく。 上目遣いのまま、僕のジーパンを口に咥えて下ろし、パンツも同様に下ろしてく姿を見ても、言われた意味がわからなかった。 「シックスナインってなに?」 素直に聞いてみたら、キョトンとした顔で僕を見るカイリ。 「そのまんま、69の形でお互いのチンポを舐めんの……犬がお尻の匂いを嗅ぎ合うやつみたいな」 僕は意味がわかった途端に恥ずかしくなる。 躊躇しているうちに、カイリの下半身が僕の顔の前に来てしまった。 「一緒に気持ち良くなろうよ、へいたん」 一緒にって言葉でなんか欲情が沸き上がってきたから、カイリと同じようにズボンとパンツを口に咥えて下ろした。 「ん、んっ……あっ」 水音に混じってカイリの喘ぎ声が漏れてるのがわかるし、変な気持ちに僕もなってきて、鼻から熱い気体を勢い良く漏らす。 竿を両手で包み、口の中で出し入れしてみる。 ジュルジュルとした音とカイリの腰がゆっくりと揺れてるのを見て、やり方が合ってるんだと思う僕。 「チューペット食べるみたいにしてみ? そうっ、ええッよ」 言われた通りにやってみると、カイリは負けじと強く吸った。 「んっ……ンアアッ!」 思わず僕は喘ぎ声を上げた。 「気持ちいいよな……俺も気持ちいいわ」 その後に亀頭をはみはみし出すカイリ。 「あっハッ……ンアっふぁ……」 恥ずかしいけど声を出して快楽を逃がそうとする僕。 「はぁ……かわいいよ、へいたん」 今度は舌でチロチロと舐めてるのか、小刻みな快楽に僕は震える。 「カイリ、こそッ……かわい、いよ」 僕も同じように舐めると、ビクビクとちんちんが震えたのが見えたんだ。 「そろそろコンドームとローション試してみよっか?」 ズルリと起き上がり、クローゼットに向かうカイリ。 開けた中には色とりどりの箱と哺乳瓶みたいなやつが2段ずつ並んでいた。 上二段の箱には数字が書いていて、下二段のプラスチック瓶にはかわいいイラストが描かれている。 ちょっと待って……数字はいいけど、イラストの脇に『はちみつ』とか『食べられる』とか書いてあるよ! 「俺は0.04、へいたんは0.02の薄さのやつな……ローションはホットのやつ」 カイリは淡々と言いながらベッドに戻ってきた。 「0.02は一番薄いから生感がたまんないぞ。俺は特注の厚いやつ……早漏れやねん」 それなのに、なぜか僕に0.04と書かれた方を渡してきた。 「カイリ、こっち0.04だよ?」 「付け合いっこしようや……その方が気持ちが上がるから」 な?って言ってウインクされたら、うなずくしかないよね。 「まずはなるべく端の方を開けて中身を取り出す」 カイリが言うように端を開けて中身を取り出すと、白くて柔らかい塊が出てきた。 「そしたら、コンドームの先っちょを軽くつまんで空気を抜く」 破裂したらあかんから、なんてたまに関西弁が出るのがクセになってきた。 「んで、皮を根元に寄せながら輪っか状になってるやつをチンポの頭に被せて、根元まで滑らせる」 慣れているカイリは根元まで被せてしまい、皮までコンドームの中へ入れる始末。

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