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変態1
キングサイズのベッドに降ろされ、エツにズボンを脱がされる。
「自分で脱げるよ」
はっきり言って伸ばした手にキスをされた。
「あの会議、長なるから。時間稼ぎや」
シャツをスポンと脱いで左を見ると、6人でなにやら話し合っていた。
「誰がヤるかやろ。乳で1人、ちんぽで1人、挿入で1人……3人やな」
さらっとすごいこと言ってるよ。
「まぁ、誰かは俺ならすぐに見当つくけど……ちゃんと報告受けとったし」
だから、すごいこと言ってるよ……気づいて。
って!
ちゃんと報告ってことは何をしたか、全部わかってるってことだよね。
サガが作ったカレーを食べて、身体検査されたことも。
モトが楽園へと言って、いきなりちんちんを舐めたことも。
ツクとパンを食べて、ラブホテルで4回イかされたことも。
キヨに鶏肉の料理作って、着衣プレイしたことも。
カイリに髪を切ってもらって、ローションとコンドームを使いながら軽くエッチしたことも全部。
ああ、穴があったら入りたいな。
「ばあっ!!」
急に視界へ可愛い顔と軽い重みを感じて現実に戻る。
「な、なに……ンッ!」
戸惑っているうちに口が塞がれ、小さい舌に咥内を掻き回される。
ジュパ……ジュパ
一気に頭が真っ白になり、ビリビリと麻痺してきた。
チュッパン!!
高い水音とともに大きい前歯がはっきり見える。
「こんなんでトロけてんのぉ……これからが楽しいのにぃ」
不満そうな声色とは裏腹に表情は嬉しそうなツク。
「あの時はおもちゃで4回だったけどぉ……今日はこの口で最高の1回を味わわせてあげるからねぇ」
ふふふと不敵に笑うから、恐怖を感じた。
ツクは小さな口を赤い舌でペロリとして唇を濡らす。
「あっ……あアアッ」
隣のベッドから喘ぎ声が聞こえてきたから見てみると、モトをエツが襲っていた。
「ちょっ……ネギくん、あか、んてっ」
左端ではカイリがマニに
「ハアッ……アアッ」
右端ではキヨがサガに襲われている。
「みんなも気持ちよくなるから、へいちゃんもなろうなぁ」
ニヒッと笑ったツクは僕の胸元へ消えた。
チャ……チャ……
小さい玉を優しく転がすようにチロチロと赤い舌を上手く使って左乳首を舐めるツク。
なぜか上目遣いで僕を見ながら。
男らしいゴツゴツした左手は僕の右乳首を上下左右に摘まむ。
「んっ……アアッ、あっ……ハアッ」
身体中を熱くする欲情が漏れそうになるから、少しずつ声として吐き出す。
「気持ちいいって悪いことじゃないってわかってきたんだぁね♪」
偉いねぇ、なはと言って今度は右乳首へシフトしてきたツク。
でも、右手は下へ落ちていく。
「んンッ……ンアアっ!」
少し固くなったちんちんをこねくり回されるから、グンッと気持ちよさが増す。
「なんか蜜が先端からたくさん出てきたよぉ……もったいないから刷り込んじゃえ!」
えいっ!ってかわいい掛け声の割にはツクは竿とお尻へ塗り込むというえぐいことをする。
「ンアア……アッ、アッ」
僕の感覚としても、ドクドクと何かが流れ出している気がしてるんだ。
「あらぁ、いつの間に母乳が出るようになったの?本当に淫乱だぁね、なは」
パクッと躊躇なく右乳首を咥えだすツク。
「アアアッ……アアッ!」
チュパ……チュパ……
いやらしい水音とたまに噛む刺激がたまらない。
「たまらん?」
耳を擽られるような甘く低い声で言い、妖しく口角を上げる姿はまさに漢。
「もう、ぐちゃぐちゃにして?」
これじゃあ、思わず言っちゃうよな。
「りょうかーい♪」
ハハッと明るく笑うツクは強く左乳首に噛みついた。
「アアアアッ!」
ちんちんが爆発してないけど、気持ちよさは完全に暴発した。
「ドライだぁね」
クククッと笑い、目尻をくしゃくしゃにする顔はエツにそっくり。
「僕の役目はこれで終わり……でもぉ」
ツクは耳元に顔を近づけてくる。
「連れていくからね、いろんな境地に……覚悟しててな」
低い声で言われてズクンッと身体が震えた。
「じゃあね♪ せきもっちょにバトンタッチ!」
ベッドから飛び降りてキヨとハイタッチをすると、ツクは手を振りながら左へと寄っていった。
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