18 / 105
第二章・8
じゅるり、と唾液の音がした。
硬く立ち上がって来た徹のペニスは大きすぎて、樹里の顎には収まらなくなっているのだ。
一生懸命咥え込み、じゅぷじゅぷと抜き差しをする樹里が、健気だ。
清らかで素直な少年が、淫らにフェラチオを施す姿は、そそる。
徹は、思わぬ快楽に身を任せた。
その満足げな表情は、樹里の魂に火を灯した。
(気に入ってくださってるみたい)
弟に、口淫を強要されることが、多々あった。
そのたびに、嫌々ながらペニスを咥え、しゃぶっていた。
今は違う。
憧れの人の、ただ一人のお客様として御奉仕させてもらっているのだ。
自然と愛撫にも、熱がこもった。
何とか気持ち悦くなってもらいたい、との心がこもった。
ともだちにシェアしよう!