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04 最大の『ライバル』は……

   だが、恋に落ち、自覚したのは早くても、その相手に自分の気持ちを告げるのには、かなりの困難を要した。  何故なら、 「はぁぁぁっ♡ 今日も今日とて、僕の推しのまやりん☆が可愛すぎてっ生きるのが楽しすぎるぅぅっ♡♡♡」 「――…」  オレの恋をした相手、園田すぐるには、そもそものオレとコイツを結びつけることにもなった存在、『所沢まや』というオレと同名の愛してやまない推しが  ――オレの『恋敵』として、立ちはだかっていたからである。 「っ……絶対に、『まやりん☆』よりも、オレがすぐるをメロメロにさせてやるっ……」

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