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12 君は僕だけの、

「……はぅぅ♡ あっああっ♡♡ ソコぉ、すぐるのちんぽ奥にずこずこっずこずこダメなのぉ…♡♡♡」 「はっ、はぁ♡ ダメ、じゃないでしょ…♡ 真哉くんは後ろからおちんぽずこずこされるのも好きだって知ってるよ♡♡ ほらっ、こんな風にっ♡♡♡」 「ひあああっ、ぁうっ、あんっ♡♡ あ、あ…も、だめ、」 「わっと、大丈夫っ真哉くん…? ここ、シンクに手乗せれる? それとも、体勢変えて僕が抱っこする?」 「んぁ……はふ、だいじょぶ……このまま、んっ♡ 後ろからめいっぱいちんぽガンガンしていいぞすぐる、なっ…♡」 「っ、真哉くん…♡ うんありがとう、でも辛くなったらいつでも言ってね…?」 「ふは…りょーかい♡♡ ん…ほら、すぐる早くぱんぱんずこずこで、オレのまんこでちんぽせーえきみるくどっぴゅんしようぜ♡♡♡」 「ううっもう、それだけでイっちゃいそうなんだけどっ…♡♡♡」  白いマットをぐちゃぐちゃにしつつ、一度激しい交わりを終えたのも束の間。  すぐに今度は二人立ち上がり、台所のシンクにつかまる形で後ろからの性交を開始したオレとすぐる。  朝飯を作るために身に着けていた、すぐるの体形に合わせた少し大きめのエプロンはもうほぼほぼ足元までずりさがっており、既に本来のその役目をまったく果たしてはいなかった。 「ああんっ♡♡ あっ、乳首くりくりイイっ…すぐるの指気持ちいいからぁ…♡♡」 「真哉くんの敏感乳首ぷっくりコリコリで、んっ可愛いっ…すっごくえっちでずっと触ってたいよ♡♡」 「んぁ♡ 触ってぇ、ずっとずっと触ってすぐるぅ♡♡」 「はぁい♡♡ ふ、はっおまんこも一緒に、ねっ♡♡」 「ひあああっ♡♡♡」  ぱぁんっ♡♡ と、一際大きな音が部屋中に木霊するみたいに耳に届く。  そのままばちゅばちゅと結合した部分から漏れだす大量の卑猥な汁を足につたわせながら、シンクを握る指先を赤くさせるオレは、崩れそうになるオレを後ろからしっかり…だけどそっと優しく支えるすぐるのその気遣いと、けれども止まらない腰の打ち付けのその雄の本能剥き出しの姿に、シンクに擦りつけるように震えている自分のちんぽから、嬉しさの蜜をとろとろと溢れ出させた。 『――それにしてもさ。僕けっこうわかりやすい態度してたと自分でも思ってたんだけど……でも、まさか真哉くんが本当に一ミリも僕の気持ちに気づいてなかったとは……ふふ、何だかビックリを通りこして、その真哉くんの鈍感なとこさえ愛しくなってきちゃったよ、僕…♡♡』  あの日、すぐるの好きな相手は『まやりん☆』なんだろっ……と騒ぎ立て、あれよあれよと気づけばそんなすぐると『恋人』として結ばれたのち。  すぐるのいつも使っているベッドの上。  逞しい二の腕でオレに腕枕をしながらも、すぐるは何だか妙に嬉しそうに微笑みつつもそう口にし、もう一度、オレに今度は優しいキスをしてきた時のことをふと思い出す。  ……ほんと、よくよく考えてみれば、オレと一緒にいる時のアイツの行動や言葉には――オレを想う気持ちが、それはもう充分すぎるほどに溢れていて。  そんな好きな相手からのラブコールに、まやりん☆に気を取られ過ぎて逆にまったく気づけなかった自分のバカさアホさ加減に、飽きれを通り越して今でも涙が出てくるほどである。  まぁ、すぐるに愛しいって言ってもらえたから……結果オーライってことにしておこ、 「――ふあああっ♡♡」 「こぉら♡ よそ見してちゃダメだよ真哉くん、今は僕のことだけめいっぱい感じててほしいなっ…♡♡」 「うぁ♡ ご、ごめんしゅぐりゅ…♡ んあっ、あっ激しっ…オレっ、オレはいつもすぐるのことしか考えてないからぁっ♡♡♡」 「っ、…うん♡ 僕も真哉くんでいっぱいで、どうにかなりそうだよ♡♡ …ん、はっ…ごめ、今のかなりキちゃった…♡ ラストスパートかけてもいいかな?」 「いいっ、きてっ……オレの中、すぐるでいっぱいにして♡♡ オレの全部っすぐるのモノだからっ♡♡♡」 「!! っ、するよ…君はっ、真哉くんは僕のっ……僕だけの真哉くんだっ♡♡♡」 「っ――…♡♡♡」  一気に意識を戻されるほどの激しい挿入を後ろにされ我に返ったオレに、そう独占欲の塊のような嫉妬の言葉を耳元で投げかけるすぐる。  ……ああ、ほんとにもう、どうにかなってしまいそうだ。  そうして、愛しい愛しい恋人からの『僕のモノだ』という最大級の愛の言葉をかぶせられながらも、オレは自らの身体でもって、そのすぐるからの愛の全てを、たっぷり余すことなく受け取るのだった。

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