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第28話

500アクション越えありがとうございます…! 毎日投稿しんどいですが頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします!!こどもの日やゴムの日すっ飛ばしてしまい申し訳ございません。いつか書いていこうと思っています。今は二人の世界ですがもう少ししたらサブたちも出てきますので、もう暫く晴と優の世界にお付き合い下さい *** スーパーといえば、だいたい、どでかい看板に店名がばーんと書いてあって、明るい陽気なオリジナルソングがかかっている。少なくとも俺のところはそう。 今日はこれが安いわね〜とかいうおばさん達が溢れていて、レジはピーク時は大行列。たまに子供が駄々を捏ねていたり、走り回ったりしておいおいと思うこともある。 うん。やっぱりそう。だから俺の目の前にある本当にお前は俺の知ってる人参なのかって言うくらいお高い人参は人参じゃないと思う。 たまにスーパー(俺が行く方の)にある有機野菜とか、値段みてすげえってなるのに、それよりも高い。いちごか?お前は貴重ないちごなのか?っていうくらい高いやつばっかり。 それをほいほいとたくさん籠に入れていく晴さんを信じられないという目で見つめる。 目が合う度に、「いや、それなんの顔?」って笑われるけど、笑いごとじゃない。 「晴さん」 「ん?」 「スーパーいこ」 「え、俺たちがいるのもスーパーだよ?」 何言ってんの、みたいな顔で見られるけど、俺はここはスーパーじゃないと思ってるし、晴さんのが何言ってんの、って感じだ。 「あー、お金なら俺が払うから気にしないで」 「このままだと俺、晴さんのヒモになっちゃう」 「大丈夫だって。あとでたくさん奉仕してもらうから」 ちょっとにやにやしながら晴さんがそう言う。奉仕…?と考え込んで想像したのはちょっとえろいやつ。 ぼふっと顔を赤くすると、晴さんはさらにニヤニヤした。 「なに想像してるの、変態」 「晴さんのせいじゃん…!」 「…んじゃあ、ちゃんと責任とってあげるね、優」 少し悩むような仕草をした晴さんが、俺の耳元で囁く。思わずピクっと反応してしまい、耐えられなくなってしまった俺はただただ晴さんが籠に次々と商品を入れながら歩いていくのについて行った。

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