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お風呂※
「ん、…ちょっ、晴さん…っ」
「ん?なあに?」
「洗い方…っ」
泡立てたボディソープで後ろから抱きしめるような体勢のままいやらしく撫でられる。
くるくると胸の周りを焦らすように撫でられ、ぞくぞくと背筋に痺れが走る。思わず声が漏れないように唇を手で覆った。
「こら。口塞いじゃ駄目だろ?」
耳を甘噛みされ、やんわりと手首を掴まれる。なにも阻むものが無くなってしまい、甘い声が風呂場に響いた。
風呂場の暖かさと恥ずかしさで体温がどんどんと上がっていく。
すると、急に晴さんが既に兆し始めていた俺のものに触れた。
「んああ…っ、や、いや、晴さ、ん…」
ぐちゅぐちゅと先走りと泡が混ざりあって粘着質な音が響いた。段々足がガクガクとしてきて、腰が抜けてしまいそうになると、晴さんがぐっと片手で腰を抱きしめてきた。
そこで初めて、晴さんのものも勃っていると気づいた。
晴さんの腕にすがりつきながら反転して、2人のものを一緒に扱いてみる。
「っ…優…」
余裕なさげな声が聞こえて、ああ、晴さんも気持ちよくなってくれてるんだな、と思うとゾクゾクした。晴さんが俺の手を上から握って一緒に擦られる。ぐり、と出口に軽く爪を立てられ、俺は先に達してしまった。
けれど晴さんはまだ扱いている。感じすぎて死んじゃいそう、と思った瞬間、晴さんも達した。俺のお腹に晴さんの温かいものがかかる。それがたまらなく愛おしく感じられて、繰り広げるようにお腹を撫でた。
***
ちゃぷん、と水音がする。
すごくご機嫌な晴さんの足の間に座って頭を預けると、頭を撫でてもらえて、幸せな気分だった。
「晴さん、ちゅーして」
そういって甘えると、優しくキスを落としてくれる。甘くて優しい、幸せな時間だった。
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