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前戯 ※
<晴の愛>を少し修正させていただきました。気になる方はもう一度目を通していただけると嬉しいです。
一一一一一一一一一一一一一一一
「優」
囁かれ、耳朶を甘噛みされる。ちゅぷちゅぷという水音が頭の中に直接響いてくるような感覚が初めてで、脳まで支配されているかのように思えた。
ぽお、と惚けた顔で晴さんを見つめているとくるりと体をひっくり返されて仰向けにされる。
既に兆し始めている自身のものがぴょこりと服の合わせ目から覗いていて、恥ずかしくなって必死に隠す。
けれど、その手を絡め取られて押さえつけられ、唇に再び舌を差し込まれると力が抜けていく。
抵抗する気力すら吸い取られているかのようにくたりとしていると、無防備な俺の股間に晴さんの膝がぐりぐりと刺激を与え始めた。
「んんぅ…はるさ…っ、ぐりぐり、しないでぇっ」
必死にキスの合間に訴えるも、全く受け入れられることはなく。やっと離れた唇に、はぁはぁと息を乱して蕩けていると、今度は俺の胸元へかけてちゅっちゅとキスを繰り返しながら進んでいく。
時折きつく吸われたり噛みつかれたりして、神経が過敏になってしまっている俺はいちいちビクビクと反応しては晴さんを喜ばせた。
焦らすようにねっとりと乳輪を舐め回され、もどかしくて自分から胸を押し付けるように晴さんの頭をぎゅっと抱える。
少し笑ったような雰囲気がして、晴さんの息遣いを感じて肩を震わせた時だった。
「んあああっ!!晴さん、それやめっ!やぁっ!」
ぢううと吸われたり、こりこりと舌で舐められたり、かと思ったら血が出るんじゃないかっていうくらい強く噛まれたり。
普段だったら痛くて涙してしまうようなことすら快感となって俺を襲いかかる。
左手で右の乳首も愛でられ、右手は俺のばっちり勃って主張しているものを撫であげられた。
あまりもの快感に、耐えきれなくて呆気なく果ててしまった。
はー、はー、と肩で息を繰り返しぐったりと開放感と倦怠感にのまれているときだった。
くちゅり、と粘着質な音をたてながら長くて綺麗な指が俺の中に侵入してきた。
「あれ?もう既にちょっと柔らかいね」
くぱぁ、と2本の指で広げられ、穴の中に空気が入るような感覚がする。自分でもくぱくぱと開閉を繰り返しているのを感じた。
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