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サプライズ
かきたいところから書かせていただきます。
完結から時間は少し進んでいます。
そして、番外編まで読んでくださっている皆さんにお知らせです。
侑は、バイです。
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昨日、ものすごくご機嫌な晴さんに思い切り抱き潰された。どうしてそんなにご機嫌なの?ってきいてからが、凄かった。
晴さんに弄られて真っ赤になっている乳首はインナーと擦れる度にじくじくと疼くし、仰け反ってイキまくったせいで腰も痛む。
けれど、結局なんでご機嫌なのかは教えてくれなかったから、今朝ちょっと拗ねながら晴さんの家を出てきた。
自分のデスクに座り、ぐでんと体制を崩す。
そのときだった。どん、と衝撃を受けた。
「あ、ごめーん。ぶつかっちゃったー」
その声に、いらっとしながら振り向くと、にやにやしている侑がいた。
「なに、なんの用」
「えっ、機嫌悪いな。優の事だから、めちゃめちゃテンション上がってるかと思ってた」
はぁ?と眉根を寄せながら、「なんで」と無愛想に聞き返す。
「なんでって、おまえ、今日は一一」
侑がそう言いかけたとき、始業のチャイムがなった。
「やべ、始まる。まぁ、どうせ分かることだしわざわざ言わなくてもいいか」
そういって侑自身の席に向かっている間も、ちらちらとこちらを見てはにやついてる。
殴りにいってやろうか。思わず拳を握りながら、俺も仕事を始めるために起き上がった。
***
丁度小腹が空いてきて、なにか食べようかなぁと俺のお菓子ボックスを取り出した時だった。
ざわざわと外が騒がしい気がした。そして、その喧騒はこちらに近づいている。
なんだろう?と首を傾げながらチョコを頬張っていると、営業部の扉が開いた。
衝撃すぎて固まってしまう。
けれど、心のどこかで納得している自分がいた。
ご機嫌の晴さん。にやにや鬱陶しかった侑。
その答えは、これか一一一
「ようこそお越しくださいました」
普段はぶすっとしている部長が、これでもかというくらいペコペコとしながら笑みを浮かべて近づいていく相手は。
「本日はよろしくお願い致します、神田取締役」
皆さんお察しの通り、晴さんだった。
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