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lovers

……… ……… 「だから、なんで、ソファーにいきなり押し倒すんだよ?」 中川店長が店へと行った後、木戸はあっと云う間に俺をリビングのソファーの上へそのまま押し倒した。 「いいでしょ?俺と雅ちゃんはもう、他人じゃないんだし」 ……え?今なんと???? 「…って。他人でしょ?」 「俺とやったのは、遊びなの?」 って、それをオマエが言うかっっていうセリフを言ってるよ、この人は。 「その言葉まんま返すから」 熱いキスが来る。 「じゃ俺達はloversだね」 lovers……って・・ナンだっけ・・・・・・。ま。いいか。 きっと俺は木戸を好きになっているんだと思う。でも、悔しいから絶対に認めたくない。 だから、このまま流されても、いいや。 俺からそっと木戸の背中に手を廻して抱きしめた。 「雅ちゃん……」 深いキスをされる。それは、俺の頭の芯の中へ何かが来るような。 何だろうこれ? 俺は木戸にキスをされるのがとても気持ちいんだ。 他の誰でもない。木戸だからなんだ。 唇を離されると、今度は俺からキスをした。 人が人を好きになるっていうのは、本当にほんの一瞬のことで、これが、その瞬間なんだろう ……きっと。 .

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