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俺のものだから

「やっぱりな。だから、試してみたんだけどさ。やっぱりかー」 ってか……翔平、書斎へ書類を取りに行くって、いなくなったのってもしかして……。 「わざとなの?書斎に行って書類とかとりにいったのって?」 「そう。試してみた。そしたら、俺がいなくなったらとたんにこれだよ。でも、あのぐらいな勢いがあったほうが使える」 勢いなのか?そうなのか?色々納得しないけど、社長である翔平が納得してるっていうんだからいいのか? 「よし。最初は、須藤直属の部署にしてビシビシしごいてもらおう~須藤は厳しいぞぉ」 「え、須藤さんのとこって、プロデューサー、という名の営業の部署じゃ」 確か須藤さん直属の部署はWEBプロデューサーの部署だったはず。 「おうよ、これからの世の中、SEだってなんだって売り込みが出来ないと話にならないしな」 ってそれってパワハラだよ、翔平……。 「でも、雅ちゃんは、どっちにしても、俺のもんだから」 そして翔平は再びキスをしてきた。 「そんなのアタリマエだよ」 「よかった。さっきは同じ事言って怒ったから…」 翔平は嬉しそうに言った。 「それは、場合によるから」 そして、今度は俺から思い切り抱きついてキスをした。 これからずっと、いっしょにいるかなんて先の事はまだ考えてないけど。でも、今は翔平のほかには考えられない。 だけど、翔平の隣に俺じゃない違う誰かがいるのはイヤだ。 とりあえず、何年か先よりも明日の事を考えよう。 明日が良くなるように・・・それでその先は・・・ 明日になればまたそのまた明日の事を考えて ずっとずっと毎日良くなるように考えればさ その先はその繰り返し。 きっと・・ だから・・いいや。 「ってか、翔平。なしくずしに、乗っかって脱がすの止めてよっ。なんの疑問もなく自然にソファーに押し倒してくるのは……どういうこと?」 「え??雅ちゃんにキスをしたら、ヤルのはデフォじゃない?」 あああっ。っこのヘンタイエロオヤジ .

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