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鷹取晃人03

「あっ……や……い、つまでやっ、てんだよ……っ」  裸になって、抱き合って、キスをして……  這わせた舌は、十五分経ってもまだ、上半身でとどまっていた。  左の乳首を舐めながら、右の乳首の乳輪を撫でさする。修哉を焦らす意図もあったけれど、純粋に楽しくて、次にどうするか、なんて何も考えずに、しゃぶることに熱中していた。 「や……な、んで、そこばっか……」 「だって……気持ちいいだろ?」 「気持ちいい、けど……」 「ならいいじゃん」 「でもこれは何か違……ひっ」  忘れたフリをしていた右の乳首のおもむろに弾くと、修哉は甲高い声を上げた。ぎゅうっ、とつまみ上げたり、先っぽをこすったりして、刺激を変える。そのたびにびくびくと腰を跳ねさせている。初めはその刺激に反応して反射的に、だったのだろうけど、そのうち徐々に、修哉の方から下半身をこすりつけにきているのが分かった。もっともっと、ねだらせたかった。 「ふっ……う……んんっ……も、もう駄目っ……」  背後で足をばたばたさせているのが分かった。がんっ、と何か蹴っ飛ばすような音も……。何が当たったんだろう……ま、いっか。 「修哉、乳首、弱い?」 「弱い……って、言うか……」 「こうやって普通のときにやるとよく分かるよな」 「な、にが……っ」 「発情とか関係なく、修哉はやらしい身体をしてたんだな、ってことが」 「や、らしくなんかない……っていうか、晃人がやらしいさわり方すっからぁ……」 「やらしいさわり方、ってどんな?」 「どんな、って……」 「こうやってくりくりされんの好き? それとも引っ張った方がいい? あ、爪でひっかいてみる? ほら、かり、って」 「やっ……あ、あ、ああっ……だからそうやって、わざわざ言、っちゃうとこが、やらしーんだよっ、変態!」 「じゃあ気持ちよくない?」 「っ……」  舐めるときにわざと、息を吹きかけるようにして舌を這わせた。優しく。反対にもう片方の乳首は乱暴にこね回すと、腰の揺れがいっそう激しくなった。当たっている部分がじんわりと濡れている。それでも意地を張って、何とか快感を逃がそうとしている。 「ふっ……うっ、んうっ、んん……」  声がくぐもった、と思ってふと上目遣いに見ると、手の甲を口に押し当てている。 「こら、だーめ」  手首をつかんで離させる。でも離したそばから、また口を押さえようとする。引き離しては戻され、引き離しては戻され……そういった不毛なじゃれ合いを、何度か繰り返した。 「また、もう……噛むなって」  唾液で濡れた手の甲には、歯形がついてしまっていた。 「だって……」 「だって、じゃ、ないって。修哉の身体に傷つけんのは、修哉であっても何か嫌だ」  許さない。  傷をつけるのは。  誰でも。そう…… 「だ、ったらそんなことすんな、って……んっ、んんんっ!」 「あー、ほら、唇も噛んじゃ駄目」  唇の間に人差し指を潜り込ませる。舌を、歯列を、頬の裏側を、不規則な動きで撫で回すと、健気にその動きに着いてこようと、必死に舌を絡ませてくる。つっ、と、こらえきれなかったであろう唾液がとうとう、唇の端からこぼれる。恥ずかしがっているのが分かったけれど、あえてそのままにしてやった。  再び、唾液で濡れた指で乳首をいじるのを再開すると、今度は両手で目を覆っている。まったく、手がいくつあっても足りない。 「目ぇふさぐのも駄目。あ、瞑るのも駄目」 「だってこんなのもう無理……っ」 「ほら、しっかり見てろって。修哉の乳首、こんなになってんの、見たことないだろ」 「やだもう見たくないしっ」 「えーっ、ほら、見てよ。修哉にも見てほしいんだよ。なあ、見て。俺がせっかくここまで育てたのに。ほらほら、すっげ、おいしそうじゃない?」 「おいしそう……とかっ……」  怖々、修哉が目をあけた瞬間を見計らって、一番卑猥な光景を見せつけた。片方は舌ですくい上げるようにし、もう片方は乳首の先端と指との間に唾液の糸がかかるようにする。 「やだっ、やだやだやだもう最低っ」 「ここだけでイってみる? イきたい?」 「そんなん訊くな、って……!」 「えー、教えてよ」

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