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鷹取晃人03
『そうだよね……ごめん、晃人の大事なときに、無茶言って……ごめん……』
「いや……うん、こんなときじゃなかったら……本当、いくらでも、行ってやるんだけど……」
『ごめん、本当にごめん、晃人に頑張ってほしいなんて言っておきながら、俺、最低なことしてる……ごめん、気にしないで……忘れて、じゃあ……』
何か声をかけなければ。
違う。そうじゃない。修哉がそんなに自分のことを責める必要はない。本当に悪かったのはタイミングだけで。そう……
……本当にそれだけが原因か?
『A』が並んだ模試の結果表がちらついた瞬間、電話は切れていた。
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