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鷹取晃人04

 引き取るのか引き取らないのか、援助するのかしないのか。子どもがアルファだったらオメガだったら……  日によって交わされる意見はころころ変わった。でも着実に、修哉のお腹は大きくなっていく。  いつまでもふらふらと定まらないのは、周囲も、そして晃人も同じだった。修哉のお腹にふれると、ものすごい尊いものにふれているような気もしたし、恐ろしいものにふれているような気もした。そんな中、修哉だけが静かに前を向いていた。  きっと義父母や弁護士や……もしくは家族からも……相当なことを言われているはずなのに、修哉は晃人に対して何も言わなかった。フォローしなければ、と焦る。弁護士が適当なこと言ってくるかもしれないけど、それは俺の本心じゃないから……とか、騙されたなんて思ってないから……とか、今は身体のことだけを考えてほしい、とか……  でも、言葉はいくら並べられても、絶望的なまでに、何も、できることがなかった。修哉のお腹に、そろそろとふれるくらいしかできなかった。

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