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早く会いたい 6

「1人でスッキリしちゃったの? ズルイなぁ、瞬。しかも俺のパジャマで拭いたの?」 「ゴメン。ビックリして、恥ずかしくなって、これで隠したんだよ。拭こうと思ったわけじゃないよ」 「瞬ったら、まいったなぁ。瞬のがいっぱいついてるよ」 「もう…。洗濯するよ、ちゃんと」 「そんな瞬には、お仕置きしないとダメかな?」  鷹人が耳元でそう囁きながら、パジャマのボタンを1つずつ外し始めた。  お仕置きだなんて言われたのが初めてだったから、下半身はその言葉に敏感に反応してしまった。 「え? お仕置きって…」 「どうしてやろうか? どうして欲しいか言ってみな」  鷹人の手がスッと俺の着ているパジャマの前をはだけた。 「ちょっと、待ってよ…」 「待ってじゃないだろ? 早く、と間違ってない?」  鷹人がそう言いながら両腕をつかんで勢いよく俺をベッドに押し倒し、右ひざを強めに股間に押し付けてきた。 「あ、ちょと。そんなのイヤだよ…」  妄想の中の鷹人は意地悪なくらいでも良いけれど、本物の鷹人はいつもの優しい鷹人であって欲しいって思った。  抵抗しようとすると、鷹人が少し乱暴に俺の着ているパジャマを脱がせようとした。 「あ、鷹人、あのね、俺…」  俺がそう言っても、鷹人は冷たい目で俺を見下ろしている。 「ねぇ、痛いよ…」  鷹人のことが初めて怖いって思った。どうしたんだろう? 仕事先で何かあったのかな? 俺は不安になって鷹人の目を覗きこんだ。 「おとなしくしろ」  鷹人が冷たい声でそう言って、左手で俺の両手首を掴み、右手でズボンのポケットを探っていた。 俺は抵抗するのをやめ、別人のような鷹人の行動をボンヤリ眺めていた。

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