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LONG WAY HOME 9
唇をしっかり重ね合わせ、舌を絡み合わせる。すぐに俺の体の下で瞬の身体が熱い反応を示しだした。
「ん・・・ダメだよ、鷹人」
囁くように瞬がそう言った。誘ってるとしか思えない! 押し付けてるソレを放って置く事なんて出来るわけ無いじゃないか。
「ほら、教えてよ、進藤に何言われたの?」
瞬の身体に唇を這わせ、喘ぎ声を聞きながらそう言った。
「ん・・・だから・・・あ・・・いや・・・」
「いや? そんな訳ないよね、瞬は好きだもんね」
さっき吐き出した俺のモノで滑りやすくなっているソコに指を突っ込んで、瞬の感じる所を 突っついた。
「あぁ・・・っ・・・」
「分からないよ? ちゃんと教えて」
瞬の気持ちよさそうに喘いでいる姿を見ているうちに、進藤が何を言ったのかなんて、どうでも良くなっていたんだけど、『ちゃんと言って』って俺が言うと、色っぽい目で俺を睨みつける瞬にやけに興奮してしまい、俺は瞬を攻める事に専念してしまった。
それで、結局いつもより長い時間をかけて3回戦目を終了させると、瞬は気持ちよさそうに俺の腕の中で眠ってしまった。それから俺も、疲れきってそのまま眠った。
「鷹人! 起きて!」
瞬の慌てた声が聞こえてきた。
目を覚まして時計を見ると、予定していた起床時間よりも30分も遅くなってしまった。
食事なんてしている暇は無い。とにかく、カピカピの身体をシャワーで綺麗にしなくては。
慌ててシャワーを済ませ、珍しく瞬が用意してくれたトーストを口に放り込むと、急いで荷物を持ち、進藤の事務所に向った。
やっぱり、無理したらいけないよなぁ。攻め捲くったけど、結局、進藤が言ったってこと聞けなかったし・・・。
なんて考えていたら、昨日の瞬の姿を思い出して、再び身体が反応しそうだった。
マズイマズイ。
まぁ、とにかく仕事に間に合えば、別に進藤も文句を言わないだろう。
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