「ﾊｧ、ﾊｧ、ﾊｧ．．．っ．．．っ．．．」 僕は運命を変えに来た．．． だから、これでいいんだ！ 嫌われて良かっただろ？ 「何もしなくても嫌われて良かった！ 良かった．．．よ．．．本当に．．．」 頭では分かってるはずなのに、 心が理解してくれない。 涙が止まらないよ．．． 辛い．．． 悲しい．．． ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「壱哉さーーん！！．．．うぁ！」 【ｽﾞﾃｯ、ﾎﾞｽｯ】 「危なっかしいから、走るなって、俺言ったよな？」 壱哉さんはコケた僕をギュッと抱きしめてくれる。 「ごめんなさい．．．。」 「全く．．．行くぞ」 「はい！」 【ちょっと冷たいあなたも．．．】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「羽瑠．．．来い．．．」 「．．．嫌です。」 「羽瑠。」 「．．．はい。」 【俺様なあなたも．．．】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「羽瑠．．．」 「ん。．．．壱哉さん？」 「お前は俺から離れていかないよな．．．」 「離れるわけないじゃないですか．．． 壱哉さんが嫌いって言っても絶対に離れません」 「．．．．．．ﾌｯ」 「あっ！人が真剣に答えたのに笑いましたね！ 酷いです！僕はこれでも．．．「ﾁｭｯ」．．．ﾝ．．．ちょっ．．．ﾝｯ．．．壱哉さん！」 「ん？」 「ん？じゃなくて、この手は何ですか？」 「可愛いお前が悪い。」 「えっ．．．んぁ．．．」 【甘いあなたも．．．】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー なんで、こんなにあなたを想うと苦しいの．．． 今までの思い出が僕の頭を埋め尽くす。 どんなあなたも大好きでした．．．。 「．．．っ．．．．．っ．」 僕は一人で泣き続けた．．．