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17話
視線を感じながらも、僕たちは席に着いた。
僕たちの席は、窓側の列の1番後ろと、
その1個前だった。
「翔...」
「やっぱ、この席だよな笑
また思う存分寝れるぞ!
羽瑠は、俺の分もノートしっかり取ってくれよ?
俺の救世主なんだからよ笑」
「...分かってるよ笑」
翔は何も言わないで、いつも通り話してくれた...
ジロジロ見られているのは嫌だったけど、
翔と話してたら、そんなの気にならなく
なっていた...
そこから簡単なホームルームが始まり、
担任が明日の連絡を言ったあと、解散になった。
「さ!俺らの聖地へ行くぞ!」
「俺らの!じゃなくて、翔のでしょ?笑」
「俺の聖地はお前の聖地。だろ?」
「どこかのガキ大将かよ笑」
「なんだそれ?」
「なんでもなーい笑」
「お前、また話さない気だな。
今回は吐いてもらう...」
「翔。目がまじで怖い。笑」
そんな会話をしながら僕たちは教室を出た。
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