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23話

教室に着くと、 担任の先生からある連絡があった。 「春田さん、春野くん、吉永くん、山田さんは至急、生徒会室に向かってください。 先生からの連絡は以上となります。 他の生徒は、通常授業です。」 急に名前を呼ばれて驚いた。 どうして、僕が... 「せ、先生!」 『なんでしょうか、吉永くん』 「なんで、僕が生徒会室に行かないと行けないのでしょうか?」 今、生徒会に会うのは危険すぎる。 これ以上、関わらないって決めたのに... 『生徒会からの連絡なので、 理由は分かりません。 ですが、これは絶対事項です。』 「そ、そんな...」 先生の容赦ない言葉にガックリした。 「先生! 俺も行っていいですか?」 翔がいたら心強い! そんなことを思っていると... 『生徒会からの呼び出しに 吉田くんは該当しません。 よって、吉田くんは通常授業となります。』 また、ガックリした... 「羽瑠だけかよ。」 「どうしよ... 翔、僕、早退してもいいかな? 足も痛いし...」 「足、まだ痛いのか? 俺も一緒に早退しようか? って、ダメだ今日部活だ... 柳田、呼ぶか?」 「ううん。大丈夫だよ。 1人で帰れるから。 それに、バスに乗って帰るつもりだし!」 足がまだ痛いのは本当だけど、 早退するぐらいの痛みではない。 ただ、生徒会室に行きたくないという 気持ちしか大きかった。 翔がすごく心配そうに見てくるから 心が痛むよ... 「そっか... 家に着いたら連絡しろよ。 それから、電話にはすぐ出ること!」 「はい。はい。分かってるよ笑」 僕は荷物を持って、校門へと向かった。

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